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大きな夢を手放して、小さな夢が叶った話【エイプリルドリーム】

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エリサ
エリサ

・ミニマリスト歴8年
・著書が4カ国で出版
・エンディングノート講師
・北海道で一人暮らし
・40代でおばあちゃんに

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私のこと
この記事は約3分で読めます。

 こんにちは。ミニマリストエリサです。

 今回のテーマは「わたしが手放した夢と叶えた夢」。

 4月1日は楽しいウソをつく日と思っていたんですけど、世界で一番夢があふれる「エイプリルドリーム」の日でもあるそうです。

\ラジオでも聴けます(ニュアンスは音声のほうが伝わるのでぜひ)/

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世界一になる夢

 わたしが30代の頃の夢は、バルーンパフォーマーとして世界一になること。

 そのために道具を揃え、食べ物を制限し、趣味を遠ざけて。

 人生に訪れる選択のひとつひとつを、世界一になるために集中させていました。

 そのためなら、体の一部を失おうが、命が縮もうが構わないくらいに。

夢に疑問を持った

 夢に疑問を持ち始めたのは、母が闘病生活を始めてからです。

 限られた時間を練習にあてるのか、それとも母の病院に付き添うのか。

 最初の数年は葛藤しながらも「母のためにも夢をあきらめたらいけない」と思っていました。

 国内外のコンテストに出場すれば、母になにかあってもすぐには駆けつけられない距離まで離れなければなりません。

 最期に会えないかもしれないという覚悟をしなければ、出場することはできませんでした。

気持ちのゆらぎ

 そのうち「わたしはなんのために世界一を目指してたんだろう?」と気持ちがゆらぎはじめたんです。

 何年も「なんのために」「わたしはなにをしたいのか」と考え続けました。

 思えばわたしが世界一を目指した理由って、「世界をもっとよくしたい」が始まり。

 世界一になって影響力がつけば、困った人を助けられる。つらい気持ちから攻撃的になってる人を癒やすこともできるかもしれない。

 もっと掘り下げて考えてみたら、世界をもっとよくしたい理由は、私の大切な人たちがしあわせに生きられる世の中にしたかったからという気持ちに行き着きました。

本当に叶えたかったこと

 結局わたしが本当に叶えたかった夢って「みんながしあわせでいられますように、とくにたいせつな人たちがしあわせでいられますように」なんですよね。

 もしもまわりが不幸だったら、わたしがしあわせを感じられないからです。

 誰かが犠牲になるニュースを見れば気持ちが沈みますし、家族が困っていたら気になって仕方ありません。

 ただ単に自分が朗らかに過ごすために、しあわせでいて欲しい。

 シンプルに考えてみたら、小さくて自己中心的な願いだった

 そのとき、世界一を目指していた夢を手放そうと思いました。

 世界一を目指すのもすばらしいことだけど、あと何回会えるかわからない母との時間のほうを大切にしたいと思ったんです。

 そうしてわたしは国内準優勝止まりで、引退しました。

小さな夢は叶ってた

 その後、5年以上に渡る闘病生活の末に昨年母は亡くなりました。

 それでも今、わたしは過去最高にしあわせを感じながら生きています。

 母が与えてくれた貴重な機会、命と向き合う日々の中で、小さなしあわせをたくさん見つけることができるようになったからです。

 母が最期にくれた贈り物かもしれません。

 空がきれいなこと、お水がおいしいこと、特別な連絡がないこと。

 当たり前の一日に心から感謝するようになりました。

 きっとはたから見たら、大きな夢に向かって進むわたしのほうが魅力的だったのではないかと思います。

 わたしもそんな自分が懐かしく思うこともあるんですけどね。

 今は、目の前にある小さなしあわせをひとつひとつ噛み締めながら生きています。

 というわけで今回は、エイプリルドリームというテーマに沿って、大きな夢を手放して、小さな夢が叶った話をしました。

 あなたが夢について考える機会になれば幸いです。

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