最初は「葬儀はシンプルで良い、余計な要素をなるべく削りたい」と思っていた私。
終活を始めてから半年が経ち、考えが変わってきました。
半年間で行ったこと
- 供養関連業界の専門誌を2年分読んだ
- エンディングノートを50冊以上集めた
- 終活アプリを一通り試した
- 終活カウンセラーさんにアドバイザーになってもらった
- 葬儀会場の資料を4ヶ所取り寄せた
葬儀の仕組みを知っていくに従って、シンプルにしようとするとかえって複雑になることが多々。
メディアからの例
わかりやすい例があったので引用しますね。
E男さんの父親の口癖は「俺の葬儀には金をかけなくていい。見栄なんか張らなくていいから、死んだら直葬にして、焼き場で家族だけで見送ってくれ」でした。75歳を目前にしたある日、父親は脳梗塞で倒れそのまま他界してしまいました。事後のいっさいは長男であるE男さんが取り仕切ることになり、本人の希望を叶えて直葬にしてあげたいと思いました。
<中略>
なにもかも葬儀社にお任せのケースとは異なり、お棺も自分で準備しなければならず、お棺に入った父親の遺体をどうやって火葬場に運ぶのかといった問題も出てきます。遺体が傷まないようドライアイスの手配も必要になります。
「直葬にしてくれ」…亡父の願いを聞いた長男に、訪れた悲劇【終活スペシャリストの実録】 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
簡単な葬儀=素人には大変?
通夜や告別式などを行わない直葬って、遺された人の手間や負担が減るような気がしていました。
でも実際は逆なんですよね。
プロが自動であれこれ行ってくれるスタンダードなプランを変更すると、素人が手動でやらないといけなくなるそう。
ご遺族にお金を多く残して手間をかけてもらうか、お金より気を煩わせない選択をするか、ですよね。
葬儀の流れや内容を把握しないまま「簡単で良い」と書き残して逝くのではなく、ご家族の意向も取り入れながら決めたほうが良さそうです。
他に体験談としては、自宅葬にしたら棺が運び込めなかったとか、家族葬にしたら後日自宅にお参りする人が続出して帰って疲れたなどのエピソードもありました。
知識と相談が大事
安易にイメージだけで選ばず、かかる金額や手間を調べること。
そしてご家族と意見をすり合わせること。
せっかく生きてるうちに時間をかけて準備できるのだから、知識を得ながら相談するのが良いと思いました。
そうそう、明日はお気に入りの葬儀場へ見学に行ってきます。
湯灌のプランによっての違いや、自宅葬だった場合に準備したほうがいい環境などを聞いてくる予定。
自分の終わり方を考えるのは、生き方の集大成をプロデュースするようでワクワクします。
また気がついたことがあったら、ブログに書きますね。
コメント
先月、実姉の突然死を経験しました。58歳でした。姉は特定疾患をもち若い頃に大学病院の検体を申し込んでありました。亡くなった時に、その大学に連絡し、死亡診断した病院に霊柩車が手配され、運ばれていきました。費用は一切かからず来年5月に合同慰霊祭があると連絡がありました。ただ、コロナの状況によっては中止になることもあるそうです。
私はそれもありかなと考えています。ただ、亡くなって、その病院に駆けつけられない人たちは、遺体と対面出来なかったです。
何かの参考になればとコメントしました。
さっこさん、貴重なご体験をお聞かせいただきありがとうございます。
検体をご希望なさった方のご家族が、どのような体験をなさるのかを知ることができました。
お姉様のご冥福をお祈りいたします。