こんにちは。ミニマリストエリサです。
今回のテーマは「呪いがかかったアイテムとの向き合い方」。
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呪いのアイテムとは
自分の意志とは関係なしに手放せなくなっている、いただき物や預かり物のこと。
使っていないとくれた人が機嫌をそこねる物や、勝手に預けられたのに勝手に手放せない物などです。
愛を込めて贈り物をするのはすばらしいことですが、一方通行や押し付けに変わったらストーカーと同じですよね。
お祝いのアイテムが呪いのアイテムに変わる瞬間です。
呪いを解く方法
呪いを解く方法、合理的に考えてみました。冷酷に聞こえるかもしれませんが、感情を一旦取っ払って考えるのは物事の解決に役立つと思うのでご了承ください。感情はあとから乗せます。
1.ひっそり手放す
もらった物は自分の管轄と考えて、相手のことは気にせず手放す方法です。
相手に持ち物チェックをされるわけじゃないのなら、これが一番シンプルでお互い傷つかないと思いました。
いただき物を手放すなんてひどいと思う人もいるかもしれませんが、その価値観は「物はあればあるほどうれしい」という時代だからこそ成り立ったものだと思います。
物があふれる時代には一般的ではなくなっていくのではないでしょうか。
一般論は置いておいて、自分の価値観を相手に押し付けるほうが実はもっとひどいと思っています。
人の物を奪うのって良くないですよね?
本人が望まないのに押し付けるのは、人の時間や空間を奪う行為なので似たようなことだからです。
「ひっそり」行うのは、自分も傷つけられず相手も傷つけない、ひとつの愛情の形だと思いました。
2.お返しする
残酷だけど誠実だと思った解決方法です。
相手にとって価値がある物なのだとしたら、手放すよりもお返しするほうが穏便に済むケースもあると思います。
例えば親御さんがくれた高価な着物とかですね。
「私じゃ使いこなせないから、お母さんが着て」でもいいですし「他の人にあげて」と伝えてもいいかもしれません。
3.ケンカする
こんなエピソードを聞いたことがあります。
知人が「リビングに飾って」と持ってきたオブジェ、大きくて場所を取るしインテリアテイストに合わずに困惑していたのだけど、来るたびに飾ってあるのかをチェックするので手放すこともできない。
この場合、オブジェが暮らしに影を落としていて、どんな方法で手放しても相手と揉めそうだと思うなら、ケンカする覚悟で行動するのも選択肢に入れてよいと思いました。
だっておうちの空間を奪われているのですから、戦いましょう。
「もうこれ、置きたくない!」「持って帰って!」「手放したいんだけど」など、つらい思いを伝えたらいいと思います。
ケンカした末に人間関係が壊れて疎遠になるのでしたら、仕方ありません。
4.封印する
どうしても相手の気を悪くしたくない、傷つけたくない場合があるかもしれませんね。
仕事の取引先の重役がお相手だとか、物自体は重荷だけど贈ってくれたのが大切なおじいちゃんおばあちゃんだとか。
その場合は、思い切って「封印ボックス」「封印部屋」を作って、一生持ち続ける覚悟で保管する方法もあると思います。
自分か相手が120歳くらいになるまでの保管費用を計算して許容できるなら、ありではないでしょうか。
とにかく手放さない、でも自分の空間作りのジャマにはならないようにする。
そのための封印です。
5.気持ちを切り替える
自分の気持ちを切り替える方法です。
趣味に合わなくても、ちょっと場所を占領していても、たかが物です。
それよりなにより、相手が「喜ばせたい」と思ってくれた気持ちのほうが大事。
そうやって考えてみたら、案外フッと「持っていても良いか」と思えるかもしれません。
思えなければ1〜4の方法、思えたなら気持ちの切り替え成功です!
私たちができること
最後に、呪いのアイテムについて私たちができることをお話します。
何より大切なのは、自分が呪いのアイテムを生み出さないようにすることではないでしょうか。
自分が渡したものが相手の重荷にならないように配慮することで、この世から呪いのアイテムは減っていくと思います。
贈り物をするときは相手に欲しい物を聞く、サプライズにしたいときはしっかり好みをリサーチする、消え物を選ぶ、商品券やギフト券に対して「心がこもってない」なんて言わない。
贈り物をする際「いらなくなったら遠慮なく手放してね」と言葉を添えるのもいいですね。
ということで今回は「この世から呪いがかかった物を減らしたい!」という思いでお話しました。
あなたの考えや対処法などあれば、コメント欄で教えてください。
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