加齢と共に変化する体によって、おしゃれの壁にぶつかる方は多いのではないでしょうか。
私もそのひとり。
なぜか似合わない服がどんどん増えていくのを感じて、もがきました。
そんな大人の女性のための、最強タッグの本を見つけたのでご紹介します。
著者について
槇村さとるさんとは
大人の女性向け漫画が得意な漫画家さんです。
雑誌『マーガレット』や『ヤングユー』に連載した作品が多数。
ドラマ化した『Real Clothes』といえばおわかりになる方も多いでしょうか。
地曳いく子さんとは
『MORE』『SPUR』『eclat』『oggi』『FRaU』などのファッション誌を担当するスタイリストさん。
「着やせ」など実用的なテーマに定評あり。
ミニマリストという言葉が日本に浸透し始めた頃、『服を買うなら、捨てなさい』という本が大人の女性向けにヒットしました。
グッときた言葉
いい意味で諦めたときからちょっと楽しくなった。
10ページ
「そうそう、私もそうかも!」と嬉しくなりました。
38歳くらいまでは、加齢にあらがうことで若いフリできていたんですよね。
だけどそれ以降は、隠しても隠してもどこかに”加齢のカゲ”がはみ出ちゃって。
あらがってはみ出るより、いい意味での諦め=吹っ切れたほうが楽しくなりました。
やせたからっておしゃれにはなれない
26ページ
やせたらおしゃれになれると信じていた時が私にもあ…ったかもしれない。
自分らしく引き締まった体は美しいと思うのです。
でも、ただただやせた体は美しくもなければおしゃれでもない。
30代までは、やせることである種のオーラのようなものを出せていた気がします。
けれど今は「目の落ちくぼみ」「ほうれい線」「やつれ」の3点セットを連れてくるんですから、コワイコワイ。
自分らしく健康な体型を作った上で、その体型にあったおしゃれを考えていく年代なのだと感じています。
ミッシーコーナーを制する者がオバサン臭さを制する
58ページ
“ミッシー”という言葉がわからず、検索してみました。
ミッシーの英語表記は「missy」。英和辞典には「お嬢さん」「若い娘」などとある。日本では「ヤングミセス」「ミスのように見えるミセス」の意味で使われることが多い。
「ミッシー」なぜ消えた 百貨店フロア変貌の不思議|NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO80043220S4A121C1000000/
つまりオバサン向けコーナーの衣類ということですね!
40〜50代の体型をうまくカバーしてくれる服があるとのこと。
「せめて服だけでもオバサンになりたくない」と思って敬遠するのではなく。
現実を認めてミッシーコーナーに行くほうが、似合う服が見つかりそう。
そのほうが素敵な大人に見えますよね。
週3回以上履かないものは、もう買わなくていいですよ。
86ページ
だって”ここぞ”というときってないんだもん。
まるっきり無いとは言いませんが、振り返ってみると確かに減っています。
本の中で著者のひとりである槇村さんが「着ている時間がいちばん長い服が素敵だと気持ちいい」ともお話しなさっていました。
『エレガントな終活』にも似たようなことが書いてありましたが、”ここぞ”より”ふだん”に焦点を当てたほうが暮らしが豊かになります。
おしゃれ更年期対策を考えよう
115ページ
キツイ、重い、かたいが着られる人は、まだ”おしゃれ更年期”に入っていないとのこと。
私、完全に入ってます。
服が多少しんどくても、自分がきれいに見えるなら平気で耐えてた頃もありました。
だけど今は、無理すると発狂しそうになります!笑
選べる服の範囲は狭まるけど、逆に着られるスタイルもあるということですから、大人ならではのおしゃれを楽しみたいです。
大人ならではのおしゃれを楽しむ
そのためのヒントが詰まった本でした。
私の感想が参考になったなら幸いです。
コメント