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【読書感想】人生がときめく老い支度

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エリサ
エリサ

・ミニマリスト歴8年
・著書が4カ国で出版
・エンディングノート講師
・北海道で一人暮らし
・40代でおばあちゃんに

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『老い支度』というちょっぴりジメッとしそうなテーマを、なんだか楽しそうに乗り切っている本を見つけました。

人生100年時代を生きる私たちは、高齢者になってからの人生が長いはず。いかに楽しく老後を過ごすかというのは、人生の楽しさに直結します。これも終活のひとつではないでしょうか。

グッと来た言葉を中心にご紹介します。

私の最後の力を振り絞って書いた本書が、皆さんのお力になることを心から願っております!

【体】【頭】【愛】【金】【友】【住】【災】…読むだけで元気が出る知恵いっぱい!
・「いい医者」に出会う秘訣
・私が、71歳で、彼と結婚を決めた理由
・確保しておきたい「おカネ管理」の後見人
・心あったまる「人間関係」のつくり方
・ホームか自宅か? 決断前に知っておきたいこと
・緊急災害への備え、最低これだけは必要

Amazon 内容紹介より

著者について

1931年東京神田生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。57年に渡米し、ミリガン大学、ジョージタウン大学大学院に学ぶ。米国国務省通訳、メリーランド州社会福祉局ケースワーカーを経て、79年に「オール讀物」新人賞受賞。’83年、単身で帰国し、雑誌連載、小説執筆、子供の英語教育に携わる。著書に『たった一人、老後を生きる』『たった一人の老い支度実践篇』『五十代・六十代は第二の適齢期』など多数ある。

Amazon 著者について

おひとりさまの老い支度についての造詣が深い著者ですが、今回の本を出版したときには71歳で再婚なさったとのこと。

おひとりさまと、おふたりさまになる過程、おふたりさまになった後の視点を含めた老後の過ごし方が垣間見えました。

“おばさん川柳”が面白い

ところどころに”おばさん川柳”が出てきます。キャラクターの名前は、おば川さん。

この本は50歳からを対象としているため、40代の私はまだすべて「あるある!」ではありませんが、それでもフフッと笑いたくなる川柳がいっぱい。

情報というより生き方を学ぶ本

この本が出来たのは2012年なので、今とは時代背景が変わっている面もあります。

ですので情報を参考にするというより、著者の物事の捉え方や考え方などの生き方を学ぶのがメイン本だと思いました。情報も役立つものはいっぱいあるのですが、”おばあちゃんの知恵袋”的な感じがします。科学的根拠に基づく情報を重視した本ではないので、そういうことが知りたい場合は他の本が良いかと。

良い意味で、”親戚のおばちゃん”のお話しを聞いてるみたいな気持ちになるんですよね。明るく元気で、不安なことがあったときに相談したくなるような人のお話し。老いとの前向きな付き合い方を学べました。

熟年婚活のリアル

著者の人柄や前向きさが特によく表れていたのが【愛】の章です。

70歳を目前にして出会った男性。距離が縮まっていくときの心情、熟年ならではの性や周囲からの反応など、リアルに書かれていました。事実婚が増える理由なんかも。

心に残った言葉

患者にとり、担当医を好きになれたということは、それだけで病気が半分治ったようなものである。

27ページ

担当医に良い印象を持てないと、診察するたびに精神的に参ってしまって病気を治す気力まで落ちていってしまいますものね。

ヘルパーさんに好かれたいなら、ダイエットを!

36ページ

なるほど、その視点からのダイエット!

私は今、介護の視点からアンダーヘアの脱毛をしています。脱毛もダイエットも、若い頃は美容のためがメインでしたよね。

けれど歳を重ねると、介護される側の視点からの行動が増えていく。なんだか面白くって、ひとりニヤニヤしてしまいました。

異性との交際でお肌のハリ・ツヤアップ、間違いなし!

107ページ

現代の価値観で言うと異性である必要はないと思いますが、いずれにしても恋愛の力は偉大です。ホルモンの影響でしょうか、どんな美容液よりもきっときれいになりますよね。

なにをせずともときめいていた思春期とは違って、歳を重ねるとときめく機会は減っていきます。だからこそ、小さなときめきも見逃さず大切にしていきたいものです。

予想以上の長生きで、老後資金ショートのおそれ。長寿リスクも忘れずに

133ページ

そうそう、長生きする=お金がかかるんですよね!

資金の運用についてのお話しは「株コワイ」という旧時代的な感じなのであまり参考にならないと思いましたが、暮らしていく中で必要になった支出のお話は気付きがありました。

病気、事故、災害…
緊急時に助けてくれる人に合鍵を

145ページ

私は40代で一人暮らしをしていて、その暮らしに非常に満足しています。ただ心配なこともあります。万が一家の中で倒れたら発見されるのが遅れるのではないか、と。

私は娘と、家族並みに信頼してる人に合鍵を渡してあります。

お風呂に入る時は、親しい人に「今からお風呂に入るので、1時間経っても連絡なかったら心配して」とLINEメッセージしたりも。共同戦線といいますか、お互いにそうするように相談しました。本当に危険な年齢になったときに連絡のクセをつけようと思っても、きっと身につかないと思ったんですよね。だから今からやっています。

一人暮らしは最高に楽しいですが、老人ホームやシェアハウスも含めて、いずれ共同生活をすることも考えていかねば。

物を減らして片づけることは命を守ること。

180ページ

阪神・淡路大震災のときに、部屋に物が多いために下敷きになって部屋に閉じ込められてしまい、圧死する場合もあったそうです。

特に高齢になると足腰も弱くなり、倒れた家具が障害物になるだけで生死を分けることもあるのではないでしょうか。

ときには、あきらめる勇気こそ、最重要になる。

218ページ

あきらめる勇気!

そうですね。やるだけやったら後悔せず、受け入れることができる気がしています。

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