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【読書感想】失敗しないエンディングノートの書き方

この記事を書いた人
エリサ
エリサ

・ミニマリスト歴8年
・著書が4カ国で出版
・エンディングノート講師
・北海道で一人暮らし
・40代でおばあちゃんに

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「はじめに」を読んだ瞬間から、この本のファンになりました。

 かねてから、私は年齢を重ねた人の「顔」に興味がありました。 若い頃には目鼻立ちが 整っていた美人さんが、年を重ねても素敵とは限らない。むしろ、若い頃に目立たなかった人がものすごく素敵になっていることがあります。それは女の人に限らず、男の人も。
 年を重ねてどんどん素敵になっていく「顔」は、生き方や人柄が映し出されていく「顔」です。

2ページ 「はじめに」より

ここから遺影やエンディングノートのお話しにつながっていきます。
エンディングノートのことをある程度勉強した人でも、著者の捉え方は新鮮な発見がありそう。

「はじめに」のすべての文章をご紹介したいくらい魅力にあふれていました。

Amazonで試し読みできますので、「はじめに」だけでも、ぜひ。

この本で学べること

第1章 これから急増する? エンディングノートによるトラブル
第2章 エンディングノートに書いていいこと悪いこと (事例集)
第3章 エンディングノートを選ぶポイント
第4章 エンディングノートの書き方
第5章 遺影選びと人生グラフでわかる本当の自分

第2章からは実践的な内容になるので、私の感想としては第1章を中心に書きました。
実践したい方はこの本を手にとってみていただければと思います。

エンディングノートが必要な理由

地域の関係が希薄になったことで「葬儀はご近所さんが力を合わせて」という形態がむずかしくなったという背景が書かれていました。

だからエンディングノートの必要性が増したのですね。

遺言・遺書・エンディングノートの違い

この中で法的効力があるのは『遺言』のみです。

『遺書』は遺される人へのお手紙のようなもの。

『エンディングノート』は著者の言葉を借りると『自分の思いを整理するのを第一義にしているもの』だそうです。

トラブルを生まないために

エンディングノートの書き方によって、遺族がトラブルになるケースもあるそうです。
書かないよりは書いたほうが良いと思っていました。

例えば法定相続と異なる相続内容をエンディングノートに書いた場合、遺族が揉めてしまう可能性を生んでしまうとか。
法的効力のある遺言を残したり、その背景にある思いをエンディングノートに残したりと、工夫が必要そうです。
相続に関しての記載をしようと思っていた方は、読んでおいたほうがいい本と思いました。

周りの人の安心・納得につながる書き方をしたいです。

流行語大賞ノミネート『終活』

ところで『終活』という言葉は2012年の流行語大賞にノミネートされていたようです。

この本を読んで知りました。
当時はそんなに興味を持っていなかったので、覚えがなく。

意識しなければ、情報は自分の中にとどまりませんね。

エンディングノートは人生の棚卸しツール

エンディングノートを書く行為は、自分を確認し、整理することそのものです。それは自分が本来目指したい姿や伝えたいこと、大事にしたいことを考えることであり、それは 「自分らしさ」を追求することに他なりません。「遺影を意識した自分の写真を撮ること」 ともかなり近いことだと私は捉えています。この作業は結果的に、自分にとって心地よい 生き方を考えることにつながっていくはずです。

6ページ 「はじめに」より

人生の終わりを連想しがちなエンディングノート。
ですが、この本で語られるエンディングノートは、生きることをも輝かせてくれる本だと思いました。

エンディングノートにご興味のある方だけではなく、人生をより豊かに生きたい若い人にもおすすめしたいです。

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