モノが少ない部屋で暮らす良さは、見た目がすっきりすることだけではありません。実際に減らしてみると、探し物、掃除、来客、やりたいことを始めるまでの時間まで、いろいろ変わりました。
探し物が減った
モノが多かった頃は、ハサミはどこだっけ、ボールペンはどこだっけと、1日に何度も探し物をしていました。もともと私は、モノを管理するのがあまり得意なほうではありません。
それでもモノが少なくなると、爪切りなら目を閉じていても場所が分かるような感覚になります。家のどこに何があるかが大体分かるので、もし外出先で倒れて入院して、家族に何か持ってきてもらうことになっても、あれはここにある、これはここにあると伝えられると思うんです。
部屋を見る目が変わった
人は景色を見慣れていくもの。散らかった部屋で暮らしていると、散らかった状態が自分の当たり前になってしまうんですよね。
小学1年生くらいの頃、来客前に一生懸命片付けたのに、相手からは全然片付いていないように見えたことがありました。当時の私にはきれいにしたつもりでも、普段あまりにも散らかしていたから、基準が違っていたんだと思います。
今は、すっきりした空間を毎日見ているので、床にゴミが落ちていることや、服のほつれ、シミにも気づきやすくなりました。部屋の状態によって、自分の当たり前や美意識も変わっていくのではないでしょうか。
掃除も来客も、すぐに対応できる
以前は家全体に掃除機をかけるだけで、30分から1時間くらいかかっていました。モノを減らしたら、5分くらいで終わるようになってびっくりしました。モノがあると、避けたり戻したりすることにずいぶん時間がかかっていたんですよね。
消防点検の人が来ることをうっかり忘れていた日も、今ならすぐにどうぞと家に入ってもらえます。散らかった部屋を見られたくなくて焦ることがなくなったのは、とても楽でした。
体操をしたい、勉強をしたいと思ったときも、まず片付けてから、ではなく、すぐ取りかかれます。散らかっていることが理由で動き始められないことがないのは、心が自由になる感じがします。
収録だけは、少し工夫が必要だった
モノが少ない部屋のデメリットを一つ挙げるなら、声が反響してVoicyの収録がしづらくなったことです。部屋ががらんとしているので、声が響くんですよね。
そのため当時は、小さなクローゼットの中に収録する場所をつくっていました。少ないモノで暮らすと不便がまったくなくなるわけではないけれど、工夫が必要なのは私の場合、このくらいでした。


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