最高のおつかい




項目 介護について

エッセイ22「私情報の整理」


先日から酷い夏風邪を引いている。

梅雨のジメジメがとにかく苦手な私は、毎年なかなかこの季節を無事に乗り切れない。

私の住む街のこの時期の不快指数は、もはや100だと思う😣

今年は春からやりたい事を叶える為に、私は3週間に一度のペースで泊りがけの旅に出掛けていた。

そして、その都度上手く眠れないという状況に陥り、とうとう北の大地から帰った後、寝込んでしまった。

元々丈夫には作られていない私の身体。

やりたいことを片っ端から精力的にこなすようには出来ていない。


そんな私とは正反対の私の夫は、風邪をひかない。

どのくらい引かないかというと、私がコロナウイルスで寝込んだ時も、インフルエンザで寝込んだ時も、マスク無しでもうつらなかった人なのだ。

もちろんこまめに消毒をするタイプでもない。

コロナウイルスが蔓延し始めた時、「お願いだから外から帰ってきたら消毒をして」と私はキーキー言っていたが、家族で一番気をつかっていた私が罹った。

「そんなに神経質になってるから罹るんだわ~」と夫に言われて、「それは絶対違う!!」と叫びたかった。

きっと夫がウイルスを持ち帰ってきて、本人は無症状だけど、ウイルスだけ私がいただいてしまったのだ、と思おうとしたが、、、


検査の結果、彼からは何も検出されなかった。(疑ってごめん)


夫とは出会って30年以上になるが、丸1日寝込んでいたのを見たことがないし、ここ10年コロナワクチンで発熱した以外、体調不良も無い。

このワクチンの発熱時も「水風呂に入ったらすっきりして治った(^▽^)/」と言っていた。

自身「最強のソルジャーだ」と言っているが、あながち嘘でもない。



そんな人なので、私が体調不良になっても何がどのように辛いのかは、当然よく分からない。


体調不良の時に何なら食べられるのか?

どんなものでラクになるのか?

「おかゆ?」くらいしか思いつかない。

共感とは、みんな自分に置き換えてするもの。仕方がない。



もちろん私が逆の立場なら、きっとかゆいところに手が届く、あれやこれやを用意出来る。


たくさんの経験から、いっぱい想像出来るから。


なので過去の私はしんどい時は特に「悟って!」というスタンスになりがちだった。



しかし今現在私は、エンディングノートを書くにあたって、自分が体調不良の時はどんなものが欲しいのか?何を準備してほしいのか?などを事前に考えるようになった。

エンディングノートに書く介護のページは、なにも高齢者になって少し認知症が始まって、という状況とは限らない。

こういう体調不良、ちょっとした入院も視野に入れると良いと思う。



私はお米が大好きだ。

おにぎりも雑炊もネコまんまもTKGも大好物。

なのにおかゆだけは大嫌いなのだ。


昔、私が体調不良で倒れた時、体調不良には「おかゆ」と疑わなかった夫は、味とりどりのおかゆのレトルトを何袋も買ってきてくれた。

しかし、私は一つも手を付けられなかった。


のどが痛かったので「飴が欲しい」と言ったら、イチゴ味の美味しい飴を買ってきてくれた。

しかし残念ながら、のどは全然改善されなかった。




今回夫に「何か欲しいものはある?」と聞かれた時に伝えたものはこちら。

「飲み物、お水に近い水ではないもので少し塩分チャージできるもの(アクエリアスよりは味薄めのもの)」

「のど飴は、くだものなどが入っているのではなく、がっつりのど飴に振り切っているもの(味は問わない)」

「飲むゼリーは果物入り、スーパーのPBものはやめて欲しい。少しお腹の足しになる感じのもの」

「スープ、粉を解くものだったり缶詰とかではなく、レトルトパックになっていて冷やしてもあたためても飲めそうなもの」


このようにお願いしたら、見事に期待に応えるものを買ってきてくれた。

中にはのど飴を越えた「アイストローチ」なるものも入っていた。

凄いではないか。

そして、もう一つ発見は、寝ながらにして枕元に持ってきてほしいものを、詳細な場所を分かるように説明出来たこと。


ちなみに夫は探し物が超苦手。

だいたいは目の前にあるものを「ない!」と言われてきた。

これもかなり分かりやすく、誰にでも分かるようモノがスタンバイされている収納のお陰。

助かった。



もしあなたのパートナーがこういう時、何も言わなくても痒いところにちゃんと手が届くという方なら、それは表彰されるに値すると思う。


なので私のように要求が多く細かいタイプの方は、ほとんどの場合、自分のお望みもモノを揃えてもらうには、まずはきちんと伝える術を持たなければならない。

そのためには、自分が何を欲しているのかが具体的に分かっていて、言語化出来るかが鍵となる。

そして、自分の身体の自由を奪われた時、誰に頼んでも必要なものが準備出来たり、覗かれても恥ずかしくないような収納にしておくことも重要課題だ。

まだまだ私も、精度や仕組みのバージョンアップは出来ると思っている。

これは私にとっては楽しいシゴト。

元気な時に楽しみながら、次に備えていこうと思う。


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