ドナーカードについてどの位知ってますか?
項目 病気の備え
<私がグズグズしているドナーカードについて>
hibiyaが販売しているエンディングノートのシール&ガイドブックには、救急お守りカード(Vol.1では緊急お守りカード)を5枚お付けしています。
家族や周りの方々にエンディングノートのお話しをする際には、まずこのカードを一緒に書いて欲しいと、お伝えしています。
今の体の状況、いざという時の大切な心構え、生への価値観など、お守りカードを書くことで話せるきっかけになればいいな、と思っています。
実際このカードを家族で書いて、お子さんのランドセルに入れた、両親のお財布に入れてもらった、そのことで大きな安心感が生まれたとのお声もいただきました。
たった1枚のカードですが、備えの大切さはこういう日常的な心の平安にも、意味があるのかもしれません。
この救急お守りカードには、ドナーカードの有無を書く欄があります。臓器提供意思カード通称ドナーカードは、万一脳死になった時に出番がきます。
提供しますという意思のドナーカードがあれば、脳死状態で生き続けるという選択肢は無くなる、ということです。(家族の同意がない場合は見送られる)
脳死になってまで生きていたくない、と私は思っています。
なのに、なぜかここに、まだ踏み切れないのです。
・意思表示の方法は5つあります
1.インターネットから登録
2.マイナンバーカード
3.運転免許証
4.健康保険証
5.意思表示カード
・意思表示には提供と移植の4つの権利があります
1.あげたい
2.あげたくない
3.貰いたい
4.貰いたくない
本人があげたくないと意思表示をしておけば、家族の同意があっても臓器提供はされません。
臓器提供の意思は15歳以上なら可能です。
逆に提供しない意思は何歳からでも可能です。
15歳未満であっても提供しない意思がない限り、家族の承諾があれば提供することは可能です。
臓器によっておおよその年齢制限があるようです。
臓器提供の場に立ち会ったことのある、救命救急の看護師をしている友人の話しによると、脳死と判断されてから ご家族への説明→臓器の移植、これは1分1秒を争うため、とてもスピーディーで、迷っている時間はないそうです。
たとえば私の息子がドナーカードを持っていて、何か大きな決断がそこにあったとしても、私が迷ってしまったら、息子の決断を無にしてしまう、ということですね。
実際その状況で、家族のドナー提供を即決断出来るか?と言われると、前もって心づもりがないと、看護師の自分でもかなり難しいと思う、とその友人は話してくれました。
意思表示の中にある、貰いたい貰いたくないという側面からドナーカードを考えた時、またこの臓器提供の問題は違う側面を見せるのだろうな、と思っています。
考えるのも億劫だな、と感じるこの項目。
あげたいともあげたくないとも決断ができないうちに、年齢制限が来てしまいそうだな、と思ったり。
どなたか、ドナーカードで「あげたい」に登録されている方、また、ご家族がされている方がいらしたら、お話を伺ってみたいです。