当たり前の一寸先
項目:健康管理
エッセイ⑯ <どんなふうに身体に向き合う?>
つい最近のこと
朝起きたら、右耳が変だった。
明らかに聞こえていないのだ。
顔から側頭部にかけての右半分が鈍くなっているような、何かが覆いかぶさっていて耳栓をされている感じ。
なんの前触れもなかったし、過去このような症状は一度もなかった。
昔はこういうことの一つ一つに、なにかの因果や迷信めいたものがあったりしたんだろうなぁ、、、
そういえば、おじいちゃんは片耳が聞こえなかったな。
ありゃ、おじいちゃんの祟りか?
やめてよ~おじいちゃ~ん
などといつものくだらない脳内ツッコミを自分に入れながら、ネットで症状を検索していた。
おじいちゃんの祟りと感じるところが、私が祖父に対していつもどこかで後ろめたいのだな、と気付く( ;∀;)。
今回の事に関わらず、過去私に起こる様々な症状には、解答例にまず「ストレス」という言葉が入っていた。
病気=ストレス?
病気って結局よく分からないんだろうな、だからなんでもストレスっていうのね。
で、「ストレス」って何??
今回の症状も、ストレスが大きな原因だと。
今回症状が出た日は、たまたま行きつけの耳鼻科が休診日だったこともあり、いつものように出勤をし、いつも通り張り切ってお仕事をしていた。
するとだんだん右モヤが晴れていき、クリアに聞こえる世界が戻ってきた。
機嫌よくしていたら、病気も逃げていくんだな、と勝ったような気持ちになった。
翌日、診察&検査の結果
「急性低音障害型感音難聴」という診断がつき、疲れを取れば良くなるという比較的軽めの病気であることが分かった。(再発を繰り返すと聞こえなくなっていくこともあるそうだ)
大きな病気はきっと小さな病気を積み重ねてしまった結果。
身体の中で起こっていること(危険性に気付いていないことも含めて)を見過ごさないことが健康管理の上では重要。
病気の原因がストレスですね、と言われたら特になにも策を講じない人が多い印象だが、どうだろう。
ストレスなら、気晴らしをしたら大丈夫だよねといったように、大雑把に片付けてはいけないと思う。
私はそもそもストレスを感じていないので、ストレスを原因にしてしまったら 何も改善されない。
原因はあるはず。
「あれかな?」
「多分あれだな」
健康オタクの私は、 答えはだいたい知っているつもり。
なので、いつもはなんとなく出来ている気がしているからたちが悪い。
日常なんとなく捉えている自分は、実際の自分とはかなり離れている。
出来ていない事にはいろんな理由があるにせよ、答えを知っているだけでは健康は保てない。
それを忘れてはいけない。
生活習慣病も今回の私の症状も、元を正せば答えは同じ。
ストレスという言葉で片付けず、気付いているところは見て見ぬふりをしないように、正しく舵を取れるか。
具体的にやること、やめることを言語化することから。
耳が聞こえていることは、普段は意識しない。
健康とはそういうものだ。
今日はひたすら自分に言い聞かせるブログになったが、誰かの健康への気づきにも繋がっていればいいな、と思う。