祖母の形見のハンカチのゆくえ

祖母の形見のハンカチのゆくえ

このハンカチは祖母の形見に譲り受けたハンカチ3枚のうちの1枚。

祖母の思い出

祖母はとてもオシャレが好きな人で、80歳を過ぎても華やかなアイテムやかわいい持ち物も上手に使っていました。呉服屋さんや宝石商の方がときおり家を訪ねてきていたのも覚えています。

お嬢様育ちでプライドの高さ故に周りが振り回されることもありましたが、とにかく人の役に立つことがとても好きな人でもありました。

(ちなみに祖父母は裕福でしたが、私の家は兄弟四人でポテトチップス1袋を取り合うような感じでしたよ😅)

ハンカチのゆくえ

この3枚のハンカチのうち、1枚はあるとき手放すことになりました。

それは2年くらい前に電車に乗っていたときのこと。
近くに座っていた2歳くらいのお子さんがぐずりはじめ、大きなキャリーバッグを押さえながらあやすお母さんも大変そうな状況に。
こういうときの親御さんの心境って、きっと焦りと周囲への申し訳ない気持ちでいっぱいだと思うんですよね…なにか手伝えることはないかな、なんて考えながら気にしていたら、お子さんが吐いてしまったんです。(小さい頃ってそういうこと、ありますよね)
そこで件のハンカチを使ってお掃除し、そのまま処分していただきました。

※このとき一緒に手助けした方の中に、サッポロスマイルアワード2017年受賞者の秋吉壯俊さんがいました。←もともと知り合いでしたがたまたまJRに乗り合わせ、片付けしたあとに「あー!秋吉さん!」と気がつきました(笑)
http://sapporosmileaward.com/nominator.html

祖母から譲り受けた価値

私はそのとき、迷わずハンカチを差し出すことが出来ました。

それは祖母が常日頃から「人が困っていたら助ける」という姿勢を貫いていたからだと思います。
誰かのお役に立つために使うなら、きっと祖母も喜ぶはず、と。

祖母から譲り受けた本当の価値は、ハンカチの先にある生き方でした。

私もそんな風に、次の世代に価値を残していきたいです。

▽このエピソードは動画でもご覧いただけます。

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